私達は「脳」が疲れている
あなたは仕事が終わって家に帰ってすぐ、
「疲れた……」
とつぶやくのが癖になってはいないでしょうか?
スポーツをした後のような爽やかな疲れではなく、体も頭も重くなって何もしたくないと思ってしまう疲れ。
そんな感覚を毎日のように味わっていると、ついつい惰性で日々を過ごしてしまうようになります。
「疲れているときはゆっくり休めばいい」
そう漠然と考えてしまいがちですが、それでは本当の休息になりません。
体は癒されても、脳が癒されていないからです。
「疲労感」とは脳が感じているものです。
つまり、脳が疲れていては、どれだけ体を休めようとも「疲労感」は無くならないのです。
また、その状態では「お金の不安をなくす」ために「お金の知識・教養を身につける」ことが難しくなります!
「お金の知識・教養を身につける」ためには、頭を働かせる必要があります。
しかし、やたらと複雑なお金の制度のこと、自分の将来のお金のことについて、疲れた頭のままで考えるのはあまりに不利です。
というより、疲れていたら考える気力も湧きません。
これは、アフィリエイトについても同様です。
アフィリエイトはどちらかと言えば頭脳労働。
脳を働かせなくては、良い成果を得られません。
では、脳を休息させるにはどうすればいいのか?
ぐっすり眠ったり、温泉に行ったり、大自然に触れたり……。
そういった方法もありますが、もっといい方法が世の中には存在します。
脳を休息させる一番の方法、それはマインドフルネスです!
マインドフルネスって何?
「マインドフルネス」
日常生活ではほとんど聞かない言葉ですよね。
Wikipediaによると、
マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である。
瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる。
マインドフルネスの語義として、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることであるとか、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことであるといった説明がなされることもある。
とあります。
また、日本マインドフルネス学会なんてものもあり、そこの定義によると、
本学会では、マインドフルネスを、“今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること” と定義する。
なお、“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。
となっています。
どちらの定義も抽象的でなんだかよくわかりませんよね。
「マインドフルネス」とは、簡単に言えば、
「瞑想などを通じた脳の休息方法の総称」です。
マインドフルネスはどんな効果があるの?
マインドフルネスには主に次のような効果があるとされています。
- 疲労回復
- 集中力の向上
- 感情のコントロールができるようになる
- ストレス低減
- 自律神経の調整
- うつ病の改善
代表的なものだけでこれだけの効果があります。
また、脳には可塑性があるとされています。
可塑性とは、脳が変化していくこと。
つまり、マインドフルネスを継続していけば、私達の脳を「疲れにくい・ストレスをためにくい脳」に変化させることができるのです。
にわかには信じがたいことですが、これらの効果は科学的な実験や研究によって裏付けされており、今もなお世界中で研究が進められています。
また、マインドフルネスはアメリカを中心に一大ブームを引き起こしており、実際に多くの企業や著名人に実践されているそうです。
Google、Apple、Facebookといった誰でも知っている大企業でも導入されています。
ある企業では社員のストレスが激減し、仕事の効率が向上、一人当たりの生産性が年間3000$上がったという結果も出ています。
さらに、マインドフルネスを実践している著名人で言えば、あの故スティーブ・ジョブスが瞑想を実践していたことは有名ですよね。
彼以外にも世界の一流の企業家・経営者がマインドフルネスを実践しており、いかに「脳の休息方法」が重要視されているかがわかります。
マインドフルネスってどうやるの?
一番基本的なやり方になりますが、
1.基本の姿勢をとる
いすに座り、背筋を伸ばします(この時、背もたれには寄りかからないようにしましょう)。
おなかはゆったりとし、手は太ももの上に置き、足は組まずに足裏を床にぺたりと付けます。
目は閉じるか、2mくらい先を見ます。
2.体の感覚に意識を向ける
足裏と床、いすとお尻、手と太ももといった接している部分の感覚、体が重力で引かれる感覚に意識を向けます。
3.呼吸に意識を向ける
空気が出入りする感覚、温度、速度、深さ、呼吸で肩甲骨が上下する感覚、肺が膨らむ感覚に意識を向けます。
呼吸はコントロールせず、自然に呼吸します。
呼吸に合わせて数を数えるのも効果的です。
4.雑念が浮かんできたら
まずは雑念が浮かんでいることに気付き、ゆっくりと意識を呼吸に戻します。
雑念が浮かぶのは当たり前なので、自分を責めたりせず、あるがままを認め、受け流すようにしましょう。
これらを意識し、一回につき5分から10分ほど行えばOK(最初は1分ほどでも構いません。少しずつ時間を長くしていきましょう)。
行う時間帯は起床後と夜寝る前の時間帯がベストです。
そして、できれば毎日同じ時間、同じ場所で行うようにしましょう。
そうすることで脳が変化しやすくなり、「疲れにくい・ストレスをためにくい脳」になっていくからです。
まとめ
以上、マインドフルネスについて簡単にまとめてみました。
今回マインドフルネスを紹介したのは、私自身が脳の疲れをどうにかしたいと思っていた経験があったからです。
自分のために、お金のこと、アフィリエイトのことを考えなければならない私にとって、脳の疲れは大敵でした。
「調べることも考えることもあるのに……頭がぼんやりする……」
こんな状態ではまともにものを考えることもできません。
少し仮眠を取ろうとし、そのまま朝までぐっすり……ということもよくありました。
そんな時、マインドフルネスに出会い、状況が少しずつ改善してきました。
瞑想を習慣にすることで、頭が冴え、疲労感を感じにくくなってきたのです。
マインドフルネスのいいところは、道具も要らず、場所も選ばず、時間もとらないところです。
現代人である私達は、体を酷使することは少なくなりましたが、代わりに脳を酷使するようになりました。
しかし、脳の疲れは体にも大きな影響を与えます。
だからこそ、最高の脳の休息方法であるマインドフルネスが有用なのです。
オススメの書籍
マインドフルネスについてはこちらの本がオススメです。
様々な悩みに対応した瞑想の方法や、ストーリー形式でマインドフルネスを学ぶことができます。
私も発売されてすぐに購入し、この本で紹介されている瞑想を行っています。
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