保険について20代から知っておくべきこと

目安時間:約 12分

 

保険は実は大きな買い物

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20代を迎えると、人生にはいくつかの大きな買い物があることに気付き始めます。

車、結婚、出産と子育て、マイホームなどです。

 

しかし、実は保険も大きな買い物であることを皆さんはご存知でしょうか。

 

生命保険文化センターによる年間の払込保険料(民間の生命保険、郵便局、JA(農協)、生協・全労済が対象。一時払い・頭金の保険料は除く)のデータがこちらです。

 

仮に、25歳の独身男性が65歳まで月2万円の保険に入った場合、1年間で24万円、40年での総額は960万円にもなります。

 

しかも、保険はライフステージに応じて内容を変えていくものなので、総額がこれ以上になる可能性もあるのです。

 

自分に必要なものなのか?

本当に高いお金を払う価値があるか?

 

しっかりと考える必要のある保険は、とても「大きな買い物」なのです。

 

そもそも保険って何?

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通常、保険と聞くと私達が思い浮かべるのは生命保険、医療保険です。

ですが、一口に保険と言っても、様々な種類があります。

 

まず、公的保険、民間保険と大きく2つに分かれます。

公的保険には、健康、介護、年金、雇用保険などがあります。

民間保険には、生命、医療、損保保険があります。

 

それぞれの保険の詳しい内容は、ネットで少し調べればわかるのでここでは書きません。

 

ただ、どの保険にも共通していることがあります。

それは、

 

自分一人では対処できない、備えるのが大変なリスクにみんなで備えるためのもの

 

ということです。

 

世の中には個人ではどうにもできないリスクがいくつも考えられますが、それがいつ、どこで、誰に、どのように起こるかはわかりません。

だからこそ、みんなで少しずつお金を出しあって備えておき、万が一のことがあった際にその備えを使って助け合う。

 

つまり、保険とは万が一の時のための相互扶助(助け合い)のシステムなのです。

 

では、リスクに備えるために色々な保険に入っておくのがいいのか?

 

そんなことはありません。

色々な保険に入ればリスクに備えることはできますが、支払う保険料も莫大になり、家計を圧迫してしまいます。

そうなってしまえば本末転倒、いわゆる「保険貧乏」になってしまい、それ自体がリスクになってしまいます。

 

それに、そもそも保険は「損な賭け」なのですから、入る必要がないなら入らないほうがいいのです。

 

保険は「損な賭け」?

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なぜ保険は「損な賭け」なのか?

 

まず、保険は起こるかどうかわからないトラブルが起こって初めて得(お金を貰える)をするもの。

そして、起こらなければ損(保険料を払った上にお金も貰えない)になる。

賭け事と一緒です。

 

さらに、支払う保険料には保障に使われるお金と付加保険料(保険会社の運営費)が含まれており、その運営費の割合は半分近い場合もあります。

そういったことから、保険は「負の宝くじ」などと言われることもあるくらいです。

 

それに、保険の原則は「世の中の誰にトラブルが起こるかわからないから、社会のみんなで備える」というリスクヘッジの考えからきています。

つまり、トラブルに遭った人以外は掛け捨てになるわけです。

 

また、大前提として、保険は得をするためのものではない、ということを知っておかなくてはいけません。

 

当たり前のことですが、例えお金を貰えるとしても、怪我や病気になったり、死んだりするのは得なことではありませんからね。

 

「積立型保険」と「掛け捨て型保険」はどっちがいいの?

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貯蓄もでき、リスクに備えることもできる「積立型保険」という保険を聞いたことがあると人は多いでしょう。

これだけ聞くと、とてもお得な保険に思えますが、実はあまりオススメできません。

 

「積立型保険」をオススメできない3つのデメリット

  • 「積立」と「保障」の金額が含まれるので、毎月の保険料が高く設定されている。
  • 金利の低い現在では利率が低いため、途中で解約すると元本割れが発生する。
  • 元本割れのリスクのせいで見直しがしにくい。

 

また、貯蓄目的の場合、支払う保険料に付加保険料が含まれるため、普通に預金するよりお金の貯まり方が遅くなります。

しかも、もし保険会社が倒産した場合、お金が返ってこないケースも考えられます。

その点、銀行なら例え倒産しても1000万円は保証されるので、貯金先としてはこちらのほうが安全です。

このことから、「積立型保険」はあまりオススメできません。

 

「掛け捨て型保険」は、もし自分にトラブルが起きなかった場合、保険料が無駄になります。

こう考えると損をしている気がしますが、そもそも保険の本質は「掛け捨て」なので気にする必要はありません。

 

それに、「掛け捨て型保険」は、

  • 月々の保険料が安い
  • 見直しがしやすい(積立型と違って解約リスクが無いので、結婚、出産といった人生の節目にあわせて内容を変更しやすい)

 

というメリットがあるので、「積立型保険」「掛け捨て型保険」では、「掛け捨て型保険」がオススメです。

 

医療保険、生命保険は無理に入らなくていい

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医療保険は実はそんなに必要ありません。

そもそも、私達が強制的に入らされる公的保険がある程度のリスクをカバーしてくれるので、無理に医療保険に入る必要が無いのです。

 

医療保険に入ろうと考える人の抱く不安として、

 

「入院時の医療費が高くなったらどうしよう」

「治療費や検査代を払うことはできるだろうか」

「入院して仕事ができなくなったら収入が無くなってしまう」

 

といった不安が挙げられます。

しかし、これは全て公的保険である程度カバーができます

 

治療費は入院、通院時共に自己負担は3割ですし、治療費が一定以上の額になれば高額療養費が払い戻されます。

療養のために仕事を休んだ場合、健康保険から傷病手当金が支払われます。

 

以上のことから、無理に医療保険に入る必要は無いといえます。

 

では、生命保険はどうか?

 

生命保険は必要な人だけが入ればいいでしょう。

必要な人とは、自分が死んだときに路頭に迷う家族(稼ぎの少ないパートナーと子供)がいる人です

独身、きちんと仕事をしているパートナーがいる、子供がいない、という人は入る必要はありません。

 

そして、入るとしたら保険料の安いネットの保険会社、プランは掛け捨て型のシンプルな死亡保障のみのタイプ

保障金額は残される家族の人数×1000万円くらいの額で、入る期間は子供が独立するまでの間だけ

 

これなら保険料は安く抑えられますし、見直しをして他社が安かった場合は簡単に切り替えられます。

抑えた保険料分のお金は貯蓄・運用して備えにしておけば、万が一のときに使うことができます。

 

さらに、国民年金か厚生年金に入っていれば、遺族年金が貰えます。

そこに保証金が加われば、残された家族は十分に生きていくことができます。

 

では、20代ではどの保険に入ればいいの?

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ずばり、「就業不能保険」です。

この保険は、その名前のとおりケガや病気で長期間仕事ができなくなった際に生活費を貰える保険です。

 

私達20代の抱える一番大きなリスクは、働けなくなって収入が無くなり、生活できなくなることです

 

仮に10年間療養が必要になった場合、貯金だけではせいぜい1、2年ほどしか持ちませんし、誰かに世話をしてもらうとしても、生きている以上はお金がかかります。

公的保険の傷病手当金もありますが、こちらは貰える期間に限りがありますし、金額も給料の2/3程度なので十分とはいえません。

障害年金も同様に、健康なときの給料ほどは貰えないので安心はできません。

 

これらを補うことができるから、「就業不能保険」がオススメなのです。

ちなみに就業不能保険は2000~3000円、高くても5000円程なので、家計を圧迫しない点もオススメできるポイントの一つです。

 

まとめ~保険についての考え方~

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調べた結果、

医療保険、生命保険は必要があると思ったら入ればいいこと。

20代にオススメの保険は就業不能保険であること。

保険はシンプルな掛け捨て型保険がいいということがわかりました。

 

また、保険に入る際は、手数料の安いネットの保険会社がオススメであり、これはライフネット生命やオリックス生命、メットライフ生命などの大手の会社を比較した上で安いところに決めれば問題ありません。

資料は無料で請求できますし、それぞれの会社のホームページで保険料を計算することもできます。

 

このように、20代での保険についてまとめましたが、これはあくまで一般向けの考え方です。

 

保険の必要性は自分の生き方、考え方が反映されます

がんになりやすい家系だったり、先進医療を受けたい、入院時は個室がいいといった希望があれば、特約のついた医療保険を考えるべきです。

ただ、医療保険の保険料は手取りの3~5%程度で考えることが理想とされていることは知っておいてください。

この数字は生命保険でも同じです。

 

人生には不安がつきものです。

その様々な不安に全て備えておこうとするとキリがありませんし、お金もかかります。

 

だからこそ、本当に必要な部分だけにお金を払い、あとは貯蓄・運用に回す

何かしらお金が必要になった時はそこから使う

このように合理的に考えることで、保険だけでなく、お金と上手に付き合うことができるのです。

 

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